GW前半日記

ウチは何故かGWは暦通りにしか休まないという不思議な慣習があるので、今年は前半後半に分かれての連休なのである。

28日は嫁さんが珍しく映画が観たいというので、なんの映画かとおもったら「テルマエ・ロマエ」だった。邦画なんてめずらしいなぁっと、観てみたら結構面白かったです。この手の映画の感想は畑違いなので詳しく書きませんが、原作のエピソードを綺麗に繋いであって、良くできてたですよ。えぇ。

29日は国立新美術館でやってる「エルミタージュ美術館展」にも行きたいというので、さっくりと行ってきました。16,17,18,19,20世紀の5つの時代に分けて、名作絵画を展示するというもの。
20世紀入ってからのマティスやらその辺の人たちの平べったい作品を纏めてみたことがなかったので、なかなか面白かった。美術館に行くと大抵、同伴出勤か?っと思わせる若い子を連れたウンチク垂れまくりのインテリオッチャンが出没して非常にうるさかったりするのだが、今回はそのたぐいの人を見かけることはなかった。その代わり、ジェイムス・ティソの「Ruins(innter voices)」という絵に書かれたキリストを見て「鎖を被せられてる−、なにこれ奴隷?」とか言っていた30代くらいのオネーサンがいてちょっとビックリ。

バカにする気はないけど、一般教養って大事だなと思いましたとさ。

あ、それから昼飯は赤坂駅前のパンコントマテというスパゲティ屋で喰ったんだけど、うどん並の太麺が面白美味しかった。

美術館前に植えられたサツキが満開でそれも綺麗だったなあ。

30日はスポクラの日。10㎞走って適当に筋トレ。先々週から勤務地が3駅ほど異動したため、横浜駅前の支店に通っていたが、この日は家から原チャリで行ける支店。常連のお年寄り軍団に「あらー、久しぶりじゃなーい?」みたいな、普通の会話を炸裂させる。こう言うのもいいなあ。

連休中に観た映画は、「Chronicle」と「Cassadaga」。後者は普通の心霊サスペンスでそこそこ満足。前者は話題のPOVとのことだったが「これをPOVというなら、全ての映画はPOVじゃねーか」というくらい卑怯な手を使った作品であった。中身は大友克洋の「童夢」みたいな感じ。腕をブンっと振ったら、壁が「ドカーン!」と崩れるみたいな。詳細は正規版BDが来たら書く。