「さよなら!僕らのソニー」
変にプライドを持ってしまった凡庸な経営者が保身がために、迷走しまくった挙げ句、会社の資産やイメージを食いつぶしていくというは良くある話。でっかい企業の内情なんて、どこもそんなもんだろうとは思う。ハッキリ言ってソニー自体に殆ど興味がない僕にとっては、ソニーがぶっ壊れていく様よりも、死ぬほどソニーが好きだった著者が失望していく様の方が楽しめた。
それにしてもソニーの連中ってそろいも揃って高飛車なんだろうねぇ。そりゃぁモノも売れなくなるわ。
あと、技術流出の原因の一因である子会社S−LCDを作る時に、丁度、僕は大崎のソニーで仕事してて、データのメンテがめんどくさかったなぁっと、ちょっと懐かしいこと思い出した。
- 作者: 立石泰則
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: 単行本
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