「さよなら!僕らのソニー」

変にプライドを持ってしまった凡庸な経営者が保身がために、迷走しまくった挙げ句、会社の資産やイメージを食いつぶしていくというは良くある話。でっかい企業の内情なんて、どこもそんなもんだろうとは思う。ハッキリ言ってソニー自体に殆ど興味がない僕にとっては、ソニーがぶっ壊れていく様よりも、死ぬほどソニーが好きだった著者が失望していく様の方が楽しめた。

それにしてもソニーの連中ってそろいも揃って高飛車なんだろうねぇ。そりゃぁモノも売れなくなるわ。

あと、技術流出の原因の一因である子会社S−LCDを作る時に、丁度、僕は大崎のソニーで仕事してて、データのメンテがめんどくさかったなぁっと、ちょっと懐かしいこと思い出した。

さよなら! 僕らのソニー (文春新書)

さよなら! 僕らのソニー (文春新書)