成人病検診

若い子が律儀に「今日、健康診断なんで、午後出社になりマス!」なんて言ってくる中、オッサンの俺は成人病検診でクソ重い白いバリウムを飲まされ、クソ重い白いウンコを出さなきゃ行けないので、「今日、成人病健診なんで、休みマス!v(><;」と、仕事をナメた勤怠を炸裂させたった。バリウム飲んでレントゲン台の上をゴロゴロ転がっていると、俺は毎回、検査着を着替えなくてはならなくなるほど、汗だくになってしまうのだが、あれはなんだ、放射線が悪いのか?

毎回、問診票には「健康のため生活改善をするつもりはありますか?」っという項目に「いいえ」を付けている。
それが原因で毎年、検査結果がワンランクダウンするのだが、タバコを止めて、酒もたまにウィスキーを2本指程度、週二回10キロのランニングと筋トレをしているのに、これ以上どう改善しろと言うのか。
この程度の検診レベルなのにバリウム飲むと仕事のやる気は殆ど無くなる。非常に腹立たしいので、毎年1日休みを入れ、午前の早い時間に検診を済ませてしまい、午後は家ではないどこかのトイレでバリウムンコ*1を出し、好き放題遊んで帰ることにしているのである。

いつもは映画を観てダラダラするのだが、今回は「Adam Chaplin」のサイン付きDVDを買いにビデオ・マーケットさんへ。(しばらく行っていない間に、ビデマさんの一階がスタ丼のチェーン店になっていて一瞬迷う。)レジ前にはBootleg Basicがドンドン!っとディスプレイされていてニヤニヤしながら、Adam ChaplinのDVDを購入。ふと目を横にやると「さぁさぁ、小金をドブにしてるチャンスがきましたよ?」っと表紙に書かれた「とびっきり楽しい脱力ホラー映画の世界」という本が。

「す、すみません、これもください!」っと思わず買ってきてしまったが、これが良かった。何が良いって”紳士”なんですよ。ダルさを狙って作られたエンパイヤやコーマン関係の映画を省き、作り手がアホ過ぎて脱力映画になってしまった作品を100本チョイスしている。これはね、なかなか難しいですよ。結構な苦行ですよ。俺はこういう本を書く人にシンパシー感じちゃうよね。お友達になりたい。

しかも、キャプチャ多用で誤魔化している俺とは違って、彼は作品毎に自分で小さなイラストを描いてる。これがまた良い。たった400円なので是非ビデマで買って読んで欲しい。もし肌に合わなくても400円をドブに落としたと思えばいいんだし!

*1:ご存じかと思うが、バリウムンコはその質量故、便器に頑固に居座り流れないのでできれば自宅で出さない方が良い。