ルーパー (Looper) | 設定の荒さは許せても、その毛は許さない。


その荒っぽそうな内容の割に、前評判が無駄に高かったので、胡散臭いなぁって思ってたけど、案の定ケレン味たっぷりの素敵な作品でした。
お話はこんな感じ(めんどくさいのでややWikipedia

捜査効率が向上した未来では、死体の隠蔽が困難であり、殺人が困難であった。そこでタイムトラベルが可能となった未来の犯罪組織は殺しの標的を過去にタイム・トラベルさせ、現在で雇った殺し屋、通称「ルーパー」使って標的の処理をしていた。ルーパーの一人であるジョーが依頼で処理することになったのは、30年後の未来からやってきた自分自身だった。未来の自分を殺せずに取り逃がしてしまったジョーは、彼が標的にしている相手が30年後に未来の犯罪王「レインメーカー」となる幼い子供であることを知る。

これね、もともと設定にムリがあるので、そのあたりにノれるか、ノれないかで評価が分かれるところ。僕はノれたんで楽しめましたねー。僕は人体が欠損したり爆発したりすれば満足な安いオッサンなんで、お得なもんです。
未来の自分自身に対してメッセージを投げる場合、自傷行為で体にメッセージを刻むとか、自分の指を切り落とせば、当然未来の自分の指が消えて無くなる。己が死ねば未来の自分は「写す価値なし」となりポンっと存在が抹消されるとか、そういうの激アツじゃないですか。

今更タイムパラドックスの問題についてあーだこーだと言及するのは無粋すぎるので素無視するとして、どうしても納得できないというか、おまえもうちょっとやりようがあったんじゃないか?っていうのは

これ。
このカットの直前までジョゼフ・ゴードン=レヴィッドの状態は

これ。
おまえふざけんなよ、こういうの何とかしようよ!っていうかしとけよ!!!今、CGとかすごいんだろ?ちょっとだけジョゼフさんのデコを広げてる風だけど、不十分でしょうが!これじゃブルース虐め意外の何物でも無いだろうがぁぁ!