目覚めたら地獄「Dead Space 2」
前作「Dead Space」は、あまりに気に入ってしまい、最高難易度のimpossibleで10周以上やりまくったゲーム。醍醐味は、繰り返しプレイに耐えうる高ゲームバランス、醜悪なクリーチャー「ネクロモーフ」のイカした造形、そして、何よりも人体の徹底破壊やゲームオーバー時の主人公アイザックの無残な死に様である。
胴体を切断され、断末魔の叫びを上げながら首をもがれる主人公なんて、今までいなかったしな!陰鬱なストーリーと相まって殺って愉しい殺られて愉しい、すばらしいTPSであった。
そんなDead Spaceの続編「Dead Space 2」は、前作で命からがら採掘船「石村」から脱出したアイザックさんが主役を続投している。
アイザックさんの悪運の強さは周知の通りだが、今回はのっけから拘束着を着せられてバケモノの群れをかいくぐる場面からスタート。出だしから無茶苦茶である。
本作の舞台は、前作の宇宙採掘船とは打って変わって、土星衛星上に作られたコロニーが舞台。何故かコロニーに”関節を切り落とさないと死なないバケモノ”ネクロモーフが大量発生、コロニー故、一般民を片っ端から虐殺されている中、前作の負った心の傷が癒えていないアイザックは、幻覚に悩まされつつネクロモーフの発生原因を探ってコロニーからの脱出を試みるというストーリー。
続編だけに、アイザックの死に様のインパクトは薄いが、それでも陰惨な死にっぷりはスゴイ。
「うっほーーー!!すげぇ死に方だな!おい!!」
っと、ゴキゲンな感じだ。
前作同様、基本は死体の山々を踏み壊しながら(四肢をバラバラにしないと、バケモノに変態し生き返る場合があるのだ!)のアイザックの一人旅が淡々と進行する期待を裏切らないデキだ。ただ、今回は中ボス・大ボスの存在が無いかわりに、ネクロモーフの同時襲撃が多い。
しかし、それゆえに余りに敵が多すぎて逃げるしかないのだ。前作でウリであった「殺すまで延々と追いかけてくるバケモノ」という仕様も薄くなったように思える。一発死イベントも多く、さらに画面も前作以上に暗く、ビックリ演出が目立つ。「DOOM3」っぽくなったと言うとわかりやすいか。
それでも、次々と襲いかかる危機を乗り切っていく際のダイナミックな演出はDead Space以外の何者でもなく、続編ならではの熟れ感が味わえる良作。
箱○、PS3を持っているならば是非ともプレイすべき一品だ。アイザックさんの死に様に興味があるならば、下の動画をどうぞ。
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