アベンジャーズ | いいから殺せよ。


僕ね、アメコミヒーローってあんまり好きじゃないんですよ。ノーランのバットマンを観てても思うんですけど、ヘンにリアルなところあるじゃないですか。でも、すっげぇ中途半端なの。めちゃくちゃ世知辛い世界なのに、バットマンはどう見てもキチガイの格好で"ワスは正義の味方!"とか、アンタそれ、浮きまくりでしょ?みたいな。いや、面白く無い訳じゃ無いんですけど、どう見てもズタ袋被ってオノで若者をブッ殺しまくる映画と大差ないというか。それを何故か、「志が高い映画」みたいなね人がねぇ、沢山いてですねぇ・・。んなことしてるから気難しくなんだよ!って、僕にゃぁ、もうちょっと下世話で遊びまくってた方がいいじゃん!って思っていたりするんですよね。(その辺、バートンのバットマンは病んでてよかったですね。)
でも、アメインジング・スパイダーマンのようにベタな青春映画をやられても、イラッ☆としたりしてしまうわけで、いや、ほんとワガママで申し訳ない。

その辺、このアベンジャーズに出てくる連中は、ベタベタではない丁度良い遊び心があって好きでしたねぇ。トランスフォーマーあたりもそうなんですけど、起きてることはかなり深刻で、タップリ人が死んでいるのに、当事者たちはかなり脳天気。で、「俺が俺が俺がカッコイイ」っとひたすら暴れるだけっていうね。ヒーローものってこうじゃないといかんと思うんですよ。ヒーローの裏事情なんて、そんなものはちょっとでいいんです。グダグダ内省してるくらいなら、目の前の悪人をブッ殺せよ。

というわけで、アベンジャーズは面白かったです。お腹いっぱいになりました。
あ、そうそう!船の右舷前方にいた、メガネのネーチャンがとにかく気になってしかたないのですが、全く情報が無くて困ってます。